過去ログ - 暦「火憐ちゃん、ごめん」
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696: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 13:36:03.15 ID:NdawjWEZ0
さっきまでの重かった感じはいつの間にか無くなっていて、偶然にも近くにあったベンチに早足で移動をすると、僕は火憐をそのベンチの上へと寝かせる。

いや、別に悪い事をするって訳じゃないぜ? だってほら、元々僕が持ってきた物だし。

それを火憐に取り上げられた形なのだから、元の持ち主である僕が奪い返すのは当然の権利だろう。
以下略



697: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 13:36:34.59 ID:NdawjWEZ0
ああ、そうだ。 忍野に奢らされる寿司とやらも、そこから捻出しよう。

なんだ、本当に後味が良い結末である。 やったね。

と、考え、火憐の着ているジャージを弄る。
以下略



698: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 13:37:02.26 ID:NdawjWEZ0
だけども。

火憐「……ん」

どうやら、地獄の番犬を起こしてしまった様である。
以下略



699: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 13:37:50.50 ID:NdawjWEZ0
暦「いやいや、それは気のせいだよ火憐ちゃん」

火憐「そうか? あたしの感知能力、結構当たるんだけどな」

怖い妹だ。 嘘発見器かよ。
以下略



700: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 13:38:35.21 ID:NdawjWEZ0
暦「じゃあいくぜ」

暦「その壱。 阿良々木暦は、阿良々木火憐の事が超好きである」

火憐「本当だな」
以下略



701: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 13:39:03.82 ID:NdawjWEZ0
暦「残念だったな、火憐ちゃん。 外れだぜ」

火憐「ああん? 今の言葉の中に、嘘が混じってたって言うのかよ」

例の如く、凄む火憐。
以下略



702: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 13:41:30.92 ID:NdawjWEZ0
火憐「ふうん。 そっか。 ま、良いんだけどさ」

良いのかよ、なら凄まないでくれよ。

まあ。
以下略



703: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 13:42:06.31 ID:NdawjWEZ0
火憐「てか、なんであたし、こんな所に居るんだよ」

独り呟く様に火憐は言い、次いで僕の顔を見て、ハッとする。

火憐「兄ちゃん……さては、あたしを拉致しやがったな!」
以下略



704: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 13:42:35.01 ID:NdawjWEZ0
暦「……ま、そんな感じだよ」

火憐「わりいな、兄ちゃん」

暦「いいさ。 火憐ちゃんが困ってる時は、駆けつけるぜ」
以下略



705: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 13:43:09.49 ID:NdawjWEZ0
暦「……ま、そんな感じだよ」

火憐「わりいな、兄ちゃん」

暦「いいさ。 火憐ちゃんが困ってる時は、駆けつけるぜ」
以下略



706: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 13:43:38.31 ID:NdawjWEZ0
火憐「しかしよー、兄ちゃん」

暦「んー?」

火憐「こうして、ただ歩くだけってのもつまらなくねえか?」
以下略



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