過去ログ - 暦「火憐ちゃん、ごめん」
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725: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:20:58.39 ID:NdawjWEZ0
さて、そんな暇潰しの話をしていたら、どうやら家の前まで着いた様である。

短かった様な、長かった様な、そんな家出もこれにて終わり。

僕と火憐は家の扉を開ける。
以下略



726: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:21:57.60 ID:NdawjWEZ0
さて、ここからまた一勝負か。

月火との勝負は、今までで一番辛い戦いになりそうである。

まあ。
以下略



727: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:22:55.64 ID:NdawjWEZ0
以上で第十九話、終わりです。

後日談的な奴を投下しまして、前編終了となります。


728: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:23:56.55 ID:NdawjWEZ0
後日談というか、今回のオチ。

「兄ちゃん、朝だぞこら!」

「いい加減起きないと駄目だよー!」
以下略



729: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:24:27.45 ID:NdawjWEZ0
今まで当然の様にあった事が、ある日突然無くなる事によって、気付いたとでも言える様に。

僕の当然は勿論、この火憐と月火による目覚ましと言う事になるのだろう。

そんな当然も、やがて無くなる日はやってくる。 無限では無く、有限なのだから。
以下略



730: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:24:55.10 ID:NdawjWEZ0
けど、例えば……僕がおっさんになったらどうだろう?

僕がおっさんと言う事は、つまりはあの今はまだ中学生の二人の妹も、それはもう大分良い年齢になっている訳だし。

それでも朝に「兄ちゃん、朝だぞこら!」「いい加減起きないと駄目だよー!」とやられたら、正直引く。
以下略



731: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:25:25.09 ID:NdawjWEZ0
まあ。

とにかく今は、この有限の目覚ましに感謝しよう、と。

僕も素直では無いので、改めてお礼なんてのは言えないけれど、心の中でくらい感謝しておこう。
以下略



732: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:25:55.52 ID:NdawjWEZ0
その後、話を聞くと火憐はやはり、家出との扱いになっていた。

無論、火憐の方もそういう風に認識をしていた様である。

そして僕はというと、そんな火憐が心配で心配で家を飛び出した。 との事だ。
以下略



733: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:26:28.29 ID:NdawjWEZ0
具体的に言うと、僕が生活費を持って行ったのがばれたのだ。 これはすっかりと僕の頭から抜け落ちていた事柄である。 ばれなかったという方が、難しいのかもしれないけれど。

その後、僕と火憐はそれはもうこっ酷く叱られ、一年間のお小遣い半分という制裁を食らう嵌めになる。

僕が生活費を持って行ったのだから、火憐が怒られるのは理不尽かもしれないけれど、連帯責任らしい。
以下略



734: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:26:59.06 ID:NdawjWEZ0
月火は当然、怒り狂って僕と火憐をノコギリを持って追い回した。 僕は春休み以来に死を覚悟した。

というか、一番被害にあっているのは火憐なのだろう。 僕が勝手に持ち出したお金で制裁を食らい、挙句の果てに月火に追い回されるとは。

その後、年上の二人が揃って年下の妹に長時間の土下座をする事で、なんとか許しを得れたのは幸いである。
以下略



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