761: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 13:46:54.40 ID:0GT2MdEX0
そろそろ一年の終わりも近づいてきた。
十一月に入ってから、もう一週間、二週間程は過ぎただろうか。
そんなある日。
762: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 13:47:27.67 ID:0GT2MdEX0
そう、厄介な事。
いや、厄介な事は既に起きてしまっているので、先程の様に思っただけなのかもしれない。
つまり。
763: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 13:48:18.76 ID:0GT2MdEX0
同じ失敗を繰り返したくは無い。
今年の八月は火憐や月火の件で大分、それらは学んだ筈だ。
かと言って、怪異の所為だと決めて掛かる訳にも行かない……よな。
764: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 13:48:53.06 ID:0GT2MdEX0
今の時刻は朝の八時。
もう二人は起きている筈なので、僕はのそのそと部屋から這い出て、階下へと向かう。
暦「おーい、百合姉妹居るかー」
765: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 13:50:01.09 ID:0GT2MdEX0
火憐「ふん。 兄ちゃんか」
視線を向けると、火憐は仁王立ちに腕組み。 待ち構えてたと言わんばかりの姿勢だ。
暦「いやいや、何で朝から喧嘩腰なんだよ。 てか、起こしに来いよ」
766: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 13:50:27.18 ID:0GT2MdEX0
しかし。
火憐「嫌だね。 あたしは兄ちゃんを起こす道具じゃねえんだ」
お?
767: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 13:51:04.58 ID:0GT2MdEX0
暦「え、えっと。 火憐ちゃん?」
火憐「ふん」
あれ、なんかこれ、マジで怒ってない?
768: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 13:53:17.35 ID:0GT2MdEX0
マジかよ。
お前、何今更ぐれてるんだよ。
暦「……僕、何かしたっけかな」
769: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 13:53:54.87 ID:0GT2MdEX0
とりあえず、落ち着け僕。
まずは……これが例のアレなのかどうか、確認だ。
一応、火憐の逆鱗に触れないように忍び足でトイレへと向かい、電気を消す。
770: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 13:55:00.69 ID:0GT2MdEX0
暦「緊急事態なんだよ、聞いてくれ」
暦「……今、今っつうっか、今日か」
暦「火憐ちゃんの様子がおかしいんだけど、これって……あれって事か?」
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