778: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:06:40.31 ID:0GT2MdEX0
やばい。 僕はこれから、あの二人にびびりながら暮らさないといけないのかな。
いやいや、そんなマイナス思考では駄目だ。
そんな諦めの姿勢でどうするんだ、阿良々木暦。 これは多分、僕にしか解決できない事だ。
779: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:07:08.61 ID:0GT2MdEX0
とりあえずの案だけれど。
壱……妹達には、常に敬語で話す。
弐……お風呂は必ず先に譲る。
780: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:08:13.85 ID:0GT2MdEX0
……後ろ向きすぎるわ!
どう考えても、前向きにならねえぞこれ!
暦「……はあ」
781: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:08:43.07 ID:0GT2MdEX0
まず、するべき事を考えるかな。
うーん。
考えられるのは。 いや、真っ先に考えるべきこと、か。
782: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:09:13.23 ID:0GT2MdEX0
以下、回想。
妹達の目覚ましにより、僕は大分早い時間に起きれた。
その時間を上手く使う為、僕は勉強に励んでいたのだ。
783: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:09:40.58 ID:0GT2MdEX0
月火「ねえねえ、お兄ちゃん」
リビングで月火とテレビを見ていたら、横からそんな声がする。
発信源は勿論、月火である。
784: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:10:20.82 ID:0GT2MdEX0
月火「知ってるよ。 お兄ちゃん、寂しい人間だもん」
暦「月火ちゃんのその発言に対して、僕は大人だから何も言わないが、月火ちゃん」
暦「知ってるって事は、何か考えがあるんだな?」
785: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:10:58.46 ID:0GT2MdEX0
自信満々に言う月火。
無い胸を張るんじゃねえよ。
けど、案を考えていたのは褒めてやろう。 優しいなぁ、僕。
786: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:12:06.75 ID:0GT2MdEX0
暦「やだ」
それに返す僕の速度も、中々目を見張る物だった。
てか、何が楽しくて朝っぱらから妹と二人でトランプなんてやらないといけないんだよ。
787: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:12:33.43 ID:0GT2MdEX0
暦「まあ、やらないけどな」
月火「よし、分かった。 じゃあ、今からお兄ちゃんのエッチな本をゴミに出してくるよ」
暦「はは。 僕がお前に見つかる様な場所に隠すと思うか? ハッタリもいい加減にしろよ、月火ちゃん」
788: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:12:59.65 ID:0GT2MdEX0
月火「仕方ないから、机の裏に貼り付けてある本だとか。 後は辞書の中身をくり抜いて仕舞ってある本だとか。 そっちだけで我慢してあげるよ」
ばれてるじゃん!! 僕のプライベート丸分かりじゃん!!
暦「は、ははは。 し、しかたないなぁ。 月火ちゃんがそこまで言うなら、やってあげない事も無い……かな。 はは」
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