961: ◆yw3Rx1mcUk[sage saga]
2013/04/27(土) 22:42:50.68 ID:/3rvUTJ10
京太郎「そういえば入ってくるときなんか言い合いしてましたけど、なんだったんですか?」
洋榎「ああ。アレなー、おかんのせいやねん」
絹恵「お姉ちゃんのせいやから」
洋榎「ちょーっと用事のためにこずかいの追加を頼んだら駄目の一点張り。挙句に娘無視してタクシーで帰ったわ」
京太郎「ほうほう。で、こずかい追加を頼んだ理由は?」
洋榎「大阪に忘れ物取りに行きたかった」
京太郎「いや駄目でしょう」
洋榎「なんでや!」
京太郎「いくらかかると思ってるんですか。それに大会始まってるのに主将が帰るって駄目ですよ」
絹恵「その通りやでー」
洋榎「ぐぬぬ」
京太郎「それにそんな大事なものなんですか?大会始まってから少し経ってますし、本当に必要なものじゃ無い限り無理ですよ」
洋榎「大事なものやで!それは…」
絹恵「ちょっとお姉ちゃん!」
洋榎「なんや?いきなり遮って」
絹恵「本人にKちゃん忘れて大阪まで取り帰り行きたいて言うん?恥ずかしない?」小声
洋榎「……そうやん。あっぶなー、めっちゃ恥ずかしいこと言うとこやったで」小声
京太郎「あのー?」
洋榎「あ、大丈夫や!作戦タイムな?」
京太郎「なんの作戦ですか?」
絹恵「とにかく忘れた云々は適当に流そ?」小声
洋榎「分かったわ」小声
洋榎「よし!」
京太郎「あ、もういいんですか?」
洋榎「大丈夫やで!」
京太郎「で、大事なものってなんですか?」
洋榎「Kちゃんや!」
絹恵「……お姉ちゃん」
洋榎「……あ」
洋榎「ちゃ、ちゃうんやで?これは、そのな?」
京太郎「……なるほど」
絹恵「あー、その、ね?お姉ちゃんは」
京太郎「大阪でも人気なんですね、ぬいぐるみ」
洋榎・絹恵「へ?」
京太郎「へ?」
絹恵「……それだけ?」
京太郎「何がですか?」
洋榎「何がって……女子高生が自分のぬいぐるみ持ってて大事にしてます言われてそれだけの反応なん!?」
京太郎「?いや、人気なだけでしょう?」
絹恵「……この人相当鈍いんと違う?」
洋榎「そうみたいやね……清澄はやっぱ油断ならんわ」
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