過去ログ - フィアンマ「病室を、間違えていないか」ヴェント「ッ、」
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232: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/04/19(金) 21:42:16.01 ID:CWSxGjr60

遊園地値段と書いて、ぼったくりと読む。
さほど良い材料を使用しているとは思えないワッフルをかじり。
ヴェントとフィアンマは遊園地内のカフェでおやつをしつつ。
コーヒーカップで遊ぶカップルや、家族の様子を眺めていた。

「……、」

彼女の頭に浮かぶのは、弟との記憶。

『おねえちゃん、こーひーかっぷのろっ!』
『あんまりぐるぐるしないでね?』
『やだー』

楽しそうにはしゃぐ、幼い姉弟の姿が、かつての自分と弟に重なる。
最初から最後まで楽しく遊んで、疲れて帰る筈だった。
弟を背負って帰ろうと考えていた自分は余力を残しつつ。
それでも、とても楽しかった覚えがある。懐かしい、思い出。

「……あれに乗るか」
「は?」
「何だ、あれにも心的外傷があるのか?」
「無いケド」
「なら問題無いな」

ワッフルを食べ終えるなり、フィアンマはきっぱりと言い。
立ち上がると、彼女を手招いて歩き出す。
流石に遊園地で一人取り残されるのは辛いので、ヴェントも後を追った。



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