過去ログ - ディアボロ「最強のスタンド“安価”を手に入れたぞ」
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830:ディアボロ ◆LzFfkxZBAY[saga]
2013/04/22(月) 18:06:48.32 ID:fNOwUeod0
 ジョナサンの鉄球にディアボロも鉄球で応じる。

スピードワゴン「当然! 『鉄球』だッ!」

スピードワゴン「祖先から受け継ぐ『鉄球』ッ!」

スピードワゴン「それが流儀ィィッ!!」

ディアボロ「ボールブレイカー」

 ジョナサンの鉄球は朽ち果てた。

 その瞬間にジョナサンの回想が始まった。



 ジョナサンが修行している頃にある事件が起こった。

グレゴリオ『今回の出来事は……ジョジョよ……おまえが招いた不祥事だ』

グレゴリオ『原因は全ておまえにある』

ジョナサン『僕だけ? 彼女を静めたのは……ツェペリさん……僕です』

ジョナサン『役に立てたと思います』

グレゴリオ『そうかな? おまえはこう考えなかったか? 「女は病人だ……しかもずいぶん小柄だ」と……』

ジョナサン『…………………』

グレゴリオ『あるいは通路突きあたりの監房の中を見て……「あの囚人は老いた病人」だ……とでも思ったか?』

ジョナサン『…………………』
 
グレゴリオ『「失敗」をしたとか「油断」したという話ではない……「感傷」という心の話をしておるのだ……』

グレゴリオ『それをおまえの任務に持ち込んではならん!』

グレゴリオ『小柄な女だろうが2mの大男だろうが死刑囚だろうがコソ泥だろうが何も変らない』

グレゴリオ『それがなければ女が看守仲間の指を噛み切る前、動き出す前に鎮圧できたはずだ……恥を知れ!』

グレゴリオ『名誉ある「紋章」のついた襟あてもやぶかれずに済んだ……!』

グレゴリオ『「感傷」という心は危険だぞ……おまえの未来を永遠に惨めなものにしかねない……!』

グレゴリオ『忘れるな……ジョジョよ……』

ジョナサン『………………』





 そして現在。

 自分の技を遥かに上回る鉄球をみたそのとき。

 ジョナサンの後ろに『出発前に言われたあの言葉』が聞こえてきた。

グレゴリオ『まさかジョジョよ……あのレースへ行こうとしているじゃあないだろうな? あのエリナ・ペンドルトンを救いに……』

グレゴリオ『レースへ行ってはならぬ』

グレゴリオ『行けば負けるぞ』

グレゴリオ『それはおまえ自身でそう感じてわかっているはずだ』

グレゴリオ『自分ではヤツには勝てないと……』

グレゴリオ『レースへ「行く」動機はなんだ?』

グレゴリオ『それは「感傷」だからだ……だから負ける』

グレゴリオ『なんとしても「彼女」を救いたいという「感傷」』

グレゴリオ『「感傷」はおまえの心のスキ間に入り込み動揺を生む』

グレゴリオ『「感傷」はジョースター家を!』



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