過去ログ - ハニー・ポッター「『私は、嘘をついてはいけない』……?」
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155: ◆GPcj7MxBSM[saga]
2013/04/08(月) 16:58:05.60 ID:WYtPj9w30







ハニー「(書き取りの罰則、ね……この性悪が姿にまで出ている人にしては、普通だわ)」

ハニー「(書かせている文字は最悪の部類だけれど……もっと苦しめたりとか、そういうのを想像していたのに)」

ハニー「(……怖がってなんて、いないわよ。私が怖がるのは退屈と体重計だけなの、少しも怖がってなんて)」

アンブリッジ「さぁさ、ミス・ポッター。早く始めてくださいな♪それともペンの使い方が分かりませんか?そうですね、そのペンにインクはいりませんの。だからそのまま、その刃のように鋭いペン先を羊皮紙に落としてお書きになって?」

ハニー「そういうわけではなかったのだけれど……インクが、いらない?」

アンブリッジ「ええ。さっ、どうぞ」

ハニー「……」

ハニー「『私は、嘘を――』あっ!!」

ガタッ、カランカランッ!

アンブリッジ「まぁ、まぁ!なんです!?また癇癪ですか、ミス・ポッター!?」

ハニー「っ、っ、ちが、うわ。ちがい、ます。少し……足が、机にあたって」

アンブリッジ「えぇ、そう。ふとももを押さえて……平気ですの?」

ハニー「……えぇ、なんとも。なんともありません、先生」

アンブリッジ「そっ。でしたら、ペンを拾ってお続けなさい。まだまだ先は長いですわよ♪」

ハニー「……」

スッ、ガタガタッ

ハニー「……『私は――』っ、『嘘をついては――』っ、『いけない』」

シュゥゥゥッ

ハニー「……(羊皮紙、に、メスで刻まれたような、赤い文字が。私、色ね……それに)」

ピラッ

ハニー「……(痛みがあったのは、やっぱりそういう、ことね)」

『 私 は 嘘 を つ い て は い け な い 』

ハニー「……(右太ももの、外側に……書いたのと同じ文字が、切り傷になって)」

スゥゥゥゥツ

ハニー「……(今は、すぐ消えるけれど)」

ハニー「……回数は、『刻み』こまれるまで。そう、だったわね」

アンブリッジ「えぇ。覚えだけはいいようで、助かりますわ♪」

ハニー「……当たり前だわ。私を誰だと思っているの……ふーっ」

ハニー「『私は、嘘をついてはいけない』……っ、っ」

シュゥゥゥゥッ、スゥゥッ

シュゥゥゥゥッ









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