28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/08(月) 00:05:17.84 ID:sQQnnKmZ0
「わ、忘れてください!」
「あはは。やだよ」
「なんでですか!」
「だって俺も同じことを思ってたし」
ええ!? そ、それって、まさか……!?
「うん、萩原さんをこれからも傍でプロデュースしたいんだ」
「あ、ああ。そっち……でしたか」
なんだか残念なような、ホッとしたような。
ううん、もう考えるのはやめよう。
今はもう、プロデューサーが変わらず傍にいてくれるとわかっただけで十分だ。
この気持ちを伝えるのはまた今度。
自分に自信が持てた時まで、ずっと胸に秘めていよう。
きっとそれは、私がトップアイドルと呼ばれる存在になった時。
いつか、その時まで――
「一緒の道を歩いてくださいね!」
その道は、長くて険しいだろうけど。
プロデューサーと二人でなら、どこまでも歩いて行ける。
「うん、そうだね。一緒に歩こう! 萩原さん」
次の一歩は、名前を呼んでもらえるようになろう。
プロデューサーと笑いながら、そんなことを考えるのだった。
おわり
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