9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/07(日) 23:13:30.29 ID:gVb9Xpc80
唖然とするプロデューサーだったけれど、戸惑いながらもすぐに口を開いた。
「犬、苦手なの?」
「は、はいぃ……」
「そうか」
なら仕方ないね、と彼は手帳にペンを走らせる。
今度は私が戸惑う番だった。
「あ、あのっ」
「うん? ああ、心配しないで。なんとか撮影の構成を変えてもらえるよう、交渉するから」
「そ、そうじゃなくて!」
否定の言葉こそ強く発せたが、それからいつものように小さな声になってしまう。
「怒らないんですか……?」
「どうして?」
「私がだめだめな所為で……沢山の人に迷惑をかけちゃうから」
最後の方は自分でも聞こえないくらいのぼそぼそとした声になってしまった
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