過去ログ - モバP「小関麗奈のせかいせいふく」
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2013/04/09(火) 17:16:51.09 ID:6wsXFUjM0
それは、夕食後、テレビをみていたときに見つけた。
登場していただきましょう、どうぞ。
その声と共に、一斉にスポットライトが向く。
そこにいる全ての人の視線を独り占めにしている、アイドル。
アイドル、か。
ステージに上がっても声援は止む気配がない。
アイドルも、とても楽しそうにファンに手をふっていた。
それに気付いたファンは、さらに熱をいれて手をふりかえしてた。
…これよ。これ。アタシはこれを、探してた。
いろとりどりのスポットライトに照らされて。
激しい声援の中でも揺らぐことのない、圧倒的な歌唱力。
歌いながら、呼吸を乱すことなく目を奪い続ける機敏なダンスを見て。
普通じゃない、特別な存在で。
自分自身の魅力を最大限に引き出すことが出来て。
そして―――日本中、いいえ、世界中に、知らしめることができる。
アイドル。
いいじゃない。
このレイナサマにふさわしい。
そう思ったときには、もう、決めていた。
アタシは、トップアイドルになってみせる。
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