過去ログ - モバP「小関麗奈のせかいせいふく」
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48: ◆oqwiViwowY[saga sage]
2013/04/11(木) 12:06:53.51 ID:RYLbRcvj0
うん、これ、美味しいよ。
ええ。麗奈の好きなものばかり、作ったんだから。
そっか。よかったな、麗奈。疲れてるだろうし、早く寝るといい。
両親はアタシを気遣ってくれるばかりで、今日のことを聞こうとしない。
どうして?
なんとなくわかっているから?
アタシは…その疑問を、留めておくことができなかった。
「ねえ…どうして、聞かないの。今日のこと…気になってる、でしょ」
「そう。アタシ…失敗したの。なんにも、できなかった。なんにも」
「なのに…どうして、怒らないの。アタシを責めないの」
「いっぱい、お金も出してもらった。それなのに、何も結果が出せなかった」
涙が止まらなかった。留めておくこともできなかった。
事実を口に出す度に、顔が熱くなる。心拍数があがっていく。
目元に涙がたまって、ゆっくりと頬に流れて、熱を冷やしていった。
「むだに、しちゃって…っ…アタシ、その…ごめんなさ―――」
『………』
『なんで、麗奈が謝るんだ?』
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