過去ログ - 男『………って事かな』吸血鬼『は?』
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124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/12(金) 22:14:22.99 ID:6+OOaAj20


「おっ、少尉がやったようだね」


建物中の電気が落ちた


顔に付いた返り血を拭こうともせず、手に持ったハンマーには血を滴らせながら中佐は立ち上がった

足下には武装した修道士や民間人の信仰者が頭蓋骨を抉られたり、ポッカリと陥没させられたりして倒れていた


「あ〜あ、サングラスが」


サングラスを外してスーツの裾で拭く


「いたぞ!侵入者だ!」


誰かの声と五人の足音



音の方向は自分のいる廊下の向こう。修道士や信仰者達がアサルトライフルこちらに構えて立っている

サングラスの下の鋭い目が月明かりだけの廊下の向こうにいる五人を捉えた


「命は大事にしなくちゃいけないよ」


サングラスを掛け直し、誰に言ったのかは分からないが諭す様に言い、走り出した


「撃てぇ!」


馬鹿めが……と心の中で嘲笑い、アサルトライフルを走ってくる男に向けて撃ちまくる

大量の弾丸が中佐の体に突き刺さる

だが、走る速度は変わらない、足は動き続ける、こちらに向かって一直線に走ってくる


「グッ…グレネードを使え!」


ピンを抜き、走ってくる男に向かって投げ付ける

グレネードが男の足下で爆発した

爆煙が上がり、焦げる匂いがした


「何だったんだ………バケモノか……………」


撃たれても倒れないバケモノ、そんな非常識を目の当たりにした修道士は安堵で胸を撫で下ろした





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