過去ログ - 男『………って事かな』吸血鬼『は?』
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128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/12(金) 23:54:25.09 ID:6+OOaAj20


薄暗い廊下で火花が散り、甲高い金属どうしの摩擦音が鳴り響く

摩擦音を奏でるナイフは月明かりに照らされても血糊がベットリと付いるのがハッキリと分かった。もう何人殺したのか、切ったのか、切り刻んだのかは分からない


「She gives and she takes〜♪」


死体の山の上に少佐は腰を降ろし、ナイフを擦り合わせ、音楽を奏でて歌っていた


「ヒャハハハハッ!いいねぇ〜やっぱ最高だねぇ〜もうちっとだけスリルが欲しいけどなぁ〜?」


少佐の頬が歪み上げられ、ねっとりと笑う

死体の上から飛び降りて、見上げた先に敵を見つけた


「ヒャッハッ♪ようこそ♪」


二つのナイフを喉元にワザと当て舌を出し、戯けて見せて相手を挑発する



敵の手元が光る、少佐は走り出す

弾丸がこちらを狙って飛んでくる



そう、これだ

生きるか死ぬかのギリギリの境界線

ここが堪らなく大好きだ

まるで幼き日の戦場のような

死神が自分を見つめ、隙あらば自分の目の前に現れ、俺の命のを刈り取ろうとする

畏れを見せれば殺される

そして俺の耳元でこう囁く

死にたくなければ殺せ、畏れる前に殺せ、殺される前に殺せ、殺して殺して殺した挙句に生き残れと






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