過去ログ - 男『………って事かな』吸血鬼『は?』
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[saga]
2013/04/18(木) 17:12:45.28 ID:RtXmAsML0
人々が祈りを捧げる為に沈黙した
広間の一番奥の扉が爆発した
「何だ!?」
「どぉ?もぉ?」
「!」
煙から大佐が両手をスボンのポケットに突っ込んでガニ股で歩いてきた
「初めまして、私(わたくし)、天使から使わされた。笛吹きでございます」
少し歩いてピタッと止まり、ニッコリと笑い、やたらと丁寧な御辞儀をした
突然扉を爆破して現れた大佐の存在に祈っていた人達は戸惑う。笛吹きなどと名乗り、手でピンポン球より少し小さい謎の黒い球を弄び、綺麗な御辞儀をするこの謎の人物に
「聖なるミサはここで開かれておるのでしょうか?」
「そうですよ、貴方も神に祈りを捧げに来たのですか?」
御辞儀を終えて大佐はゆっくりと体を起こす。ニコニコと笑って教祖に尋ねた
突然の事態に戸惑う事もなく教祖は突如現れた冗談の上手い、人当たりの良さそうな、ニコニコ笑う大佐を大らかに迎える
その横で修道士二人が大佐が何をしても射殺するために銃を構える
「いえ、私はここに唄いに来ました」
「何をですか?」
「テメェにそんな事聞く権利があると思ってんのか?ゴミムシの分際でよ」
大佐は先程までの笑顔とは打って変わって無表情で眼をギラつかせて威圧感を放つ
「教祖様に何て口振りを!」
「貴様!邪教徒か!」
修道士二人が狙いを定めてトリガーに指を掛ける。自分が来た時から気付かれないように構えていたつもりだったのだろうが大佐はしっかりと見ていた。袖からもう一つの爆薬を素早く取り出して、熱心な修道士二人の胸元に向けて放り投げる
銃声とは違った乾いた音が二つ
二つの首が宙を舞い、血を撒き散らして床を転がる。修道士達の首は吹き飛び、体は爆発で弾き飛ばされ、胸は抉れて爛れ、骨や肺などが丸見えだ
「……………え?」
あまりの速さに教祖は何が起きたのかを理解できなかった。自分の横を黒い球が通り過ぎた事すら認識できず、大佐が突然動いた事しか認識していなかった。後ろを振り向いて何を起きたのかやっと理解した
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