過去ログ - 男『………って事かな』吸血鬼『は?』
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149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/18(木) 17:25:53.91 ID:RtXmAsML0


その罵声の大声援の中で大佐は一つのビー玉サイズの爆弾を上に投げ爆発させた

先程までの罵声の嵐が通り過ぎたかに思える程に静かになった。たかが爆弾の一発で誰も言葉を発せず、ただ黙って大佐を見つめる


「やかましいッ!人殺しのテメェらが今頃コレか?!」

「……………ゴミムシ共がよく聞け、いっぺん銃やら剣やらナイフやらを持って戦いをを始めりゃあな、殺したり殺されたり死なせたり死んだりするんだよ」

「人を殺す、殺し合いを始めるってのはそういった決まり事諸々を頭ん中にブチ込んでから殺るのが決まりなんだよ、いや殺し合いに限った話じゃねぇ」

「それがテメェらと来たらどうだ?好き好んでこんな事をやりやがる、敵を力でねじ伏せる度胸もねぇ、人殺しを聖戦だとか抜かしやがる。殺す覚悟も、殺される覚悟も持たずにドンパチ始めやがった」

「自分達の幸せを手に入れる為だぁ?歴史に名を残したレジスタンス気取りかぁ?一体どこの喜劇だ?こんなもん、全くもって面白くねぇ、笑えねぇ、最っ高にくだらねぇ、潰すしかねぇな」

「殺されるのが今更怖ぇならそんなもん手に取らなかったらよかったんだよ、家で黙って祈ってりゃあよかったんだよ」

「そんなもん手に取らなくても話し合えばどうにかなるもんじゃなかったのか?そうすれば、ここまでお互いに犠牲者を出さなくて済んだんじゃねぇのか?」

「そんな事も考えようともしねぇでただ神の裁きだのなんだの抜かすのなら最後までソレをしろ!今更ビビるなッ!殺るか殺られるかハッキリしろッ!!」

「俺はそうする!いや、そうしてやる!!今からテメェらゴミムシ共を一片残さず吹っ飛ばしてブチ殺してやるッ!!それが嫌なら腹を括れッ!!銃を手に取り!ナイフを握れ!多勢に無勢でかかって来い!!!さぁ来いッ!来やがれッ!!俺をブチ殺しに来いッ!!!」


さらにもう一発、巨大な爆弾が爆発した。大佐の稲妻の様な怒号とたった一人の人間が身体中から発するおぞましさで思わず気押される程の憤怒、今まで数多くの人を殺して来た覚悟がこのフロアにいる全員の罵声を吹き飛ばした



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