過去ログ - 男『………って事かな』吸血鬼『は?』
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164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/18(木) 18:32:53.67 ID:RtXmAsML0


「吸血鬼〜Bite off」


先程の教祖のお言葉に微塵の感動すら抱かなかった大佐は呆れかえった様子で吸血鬼に指示を出した


「カあアぁぁァあアアあッ!!」


吸血鬼が教祖に飛びかかり首筋に噛み付いた。みるみる内に肌が青白くなっていき、体を痙攣させて、目から光が失くなっていき、ゆっくりと喰い殺された

教祖は血を失くして干からびたようになった


「がッ!」


血を一滴残らず飲み干した。グールになる前に頭を握り潰して復活出来ないようにした


「フンッ……ジごクにおチろ」


吸血鬼は口元の血を拭った。その肩に手が乗った


「お疲れ、これで血拭きなよ」


中佐がハンカチを差し出す


「よゴレるゾ?」

「ウチの新人が血塗れなのはちょっと頂けないんでね。それと、少し落ち着きなよ」

「ン、あア、すまない」

「仇は討てたかい?」

「えっ……あ、ああ」


吸血鬼は少し戸惑った。自分が復讐しようとしてたのをいつの間に中佐は悟ったのだろうか、それが気になって少し考え込んだ


「(コイツはあの時から油断ならない奴だな………)」

「にしてもタオルの方が良かったかな?」

「あ…………そうだな」


吸血鬼は顔を拭いて、血塗れのスーツを見て少し申し訳気持ちになった。それを誤魔化す為に同じく血をしこたま浴びていた少佐の方を見た。少佐は顔じゃなくてナイフの方をハンカチで丁寧に拭いていた


「えぇ……」


その光景にハンカチを渡した中佐は気の抜けた声が出た





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