過去ログ - 終"私は貴方が嫌いだけれどね"
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11: ◆QkRJTXcpFI[saga]
2013/04/10(水) 00:41:18.18 ID:hv1LvJ230
女「次はないと思いなさい」

男友「的を射たあだ名だと思ったんだけどな。まあそんなあだ名が似合うくらい、中学時代の男は暗かったんだよ」

女友「想像つかないな、暗い男くんって」

男「あの頃は陰気臭かったからね」

女「ちょっと待ちなさい暗に私のことを陰気臭いと言ったわね」

男「女さんは陰気臭いってよりは、引きこもりって感じだけど」

女「よりイメージを悪化させたじゃないの」

女友「確かに女ちゃんは自分の世界築いてて話しかけにくかったかな」

女「引きこもり……」ズーン

男友「男は休み時間ずっと寝てたよな。眠かったわけじゃないんだろ?」

男「暇だったんだよ、することないし。当時は本の興味もなかったし」

女「ずっと寝たふりしてたのね」

女友「経験者は語る?」

女「統計データよ」

男「興味深いデータだね。まあ聞いても面白くない話だし、僕の過去はこの辺で」

女友「どうやって陰気臭い男くんが今みたいな男くんになったの?」キラキラ

男(KYだ)

女(ナイスKY)

男友「俺も気になってたんだよな、いきなりだったろ。俺からしたらなんの前触れもなく、朝一爽やかにおはようって。クラスの連中面食らってたぞ」

男「まあ色々ね。小さいことが積み重なってさ」

女友「気になるなー」

女「人には知られたくない秘密の一つや二つあるものよ。詮索するのは止めてあげましょう」

女(二度の詮索は可哀想ね)

男「でもどの道僕は変わることになってたと思うよ。なにせ生涯をかけて尽くしても愛し尽くせない人に出会えたんだから」

女「生涯と現在が同価値なら尽くす必要がないわね、おめでとう。晴れて自由の身じゃない」

男「今度首輪を買いに行こうよ」

女「猿ぐつわの方が欲しくなるわ」

女友「聞いてるだけで鳥肌立ってきた」ゾワワ

男友「本物の変態には付いていけんな」モグモグ


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