449:たんぽぽ ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/05/02(木) 00:41:15.96 ID:7znJh6fI0
プロデューサーと私だけの空間にいきなり入ってきたのは、美嘉とまゆだった。
美嘉は、今の私の言葉じゃプロデューサーの恋人になれないと言った。
「何? どこがダメなの? 私、本気でPさんの事が好きだよ……裏切る事なんてない! 勝手な事言わないで」
私は意地になって反論する。プロデューサーへの愛が否定されたようで、嫌だった。
「裏切らないだとか、愛してるだとか言ったって、Pさんには意味ないよ」
――どうして?
「凛と似たような事を、姉が言ってるんだから」
頭を鈍器で殴られたような衝撃が走った。
……そうだった。どうして、今まで気付かなかったんだろう……。
このままじゃ、Pさんの恋人に、なれない……。
「……そんな……それじゃ、どうしろって言うの?! 言葉で伝わらないのなら、いっその事、体で……」
「アホなんですか、凛ちゃんは」
「だって、だって、もうそれしか……」
涙が止め処なく溢れた。
もどかしくて、切なくて、悲しくて。
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