過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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112: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 10:34:38.39 ID:0wYW71OQo
「転校生任せるよ」

 やっと、か。これで魔女に集中できる。
 結界に出口へと走る二人をしり目に私は魔女と向き直る。ご親切に待ってくれていたのかしら?
 手に持ったデザートイーグルを構えなおして魔女と対峙する。
 魔女を倒すだけなら恐らくバーストで押し切れる。
 けれど、魔女を倒す前に箱の魔女を調べなおしておこうか。
 空間内の魔力量はおよそ、五割増しから十割増しだろうか。
 魔女の装甲自体は恐らく三倍以上。
 けれど、使い魔の方は概ね普段通りだ。
 つまり、魔女の本体だけが非常に強固になっている。

 銃を撃ち、爆弾を投げつけ、バーストの翼で魔女を弾く。ライズで攻撃を見切り、避ける。
 魔女の本体はループごとで差異が発生することが多い。それのどれとも違うものはないだろうか。

 正面。後ろ、右側面、左側面。下方。上方。
 見つけた、上部右端に手のひら大の球形の何かが埋め込まれている。

「それが弱点かしら?」

 誰も見ていないのに不敵に笑って見せる。
 時を止めて、テザートイーグルの弾を球体に打ち込む。
 時が動き出すのと同時にバリンッ、という甲高い破裂音が響く。その瞬間、魔女の内側から魔法とは違う何か
が溢れ出る。
 ぞっと、背筋が寒くなる。

 そして、魔女結界が消失していく。
 終わった。奇妙なイレギュラーがまた増えたわけだ。私は思わず右手で髪をかきあげる。
 魔女結界の中から戻ってきた私の名前を呼ぶ声が聞こえる。


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