過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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168: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 11:58:33.73 ID:a61B6jZ6o
 使い終わったグリーフシードを私に投げ返して杏子は叫ぶ。

 グリーフシードを盾に突っ込むと、代わりを取り出して、自分のジェムを浄化する。消耗はあまりしていない。

「暁美さん、佐倉さん。こっちよ!!」
以下略



169: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 11:59:33.56 ID:a61B6jZ6o
 前衛でワルプルギスへ直接攻撃する役を杏子。後衛でワルプルギスへ高威力の攻撃を当て続ける役のマミ。私は中距離で二人のサポートだ。

「ぶっつけ本番ってのはキツイけど、やるしかないね」

 杏子の姿がぼやけ、二人になる。
以下略



170: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 12:00:35.53 ID:a61B6jZ6o
 バチン!と何かが落ちた。
 体が宙を舞う。
 意識が揺らぐ。
 ちらりと確認したジェムは砕けていなかった。
 けれど、濁りが酷い。さすがにダメージが大きいか。
以下略



171: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 12:01:32.42 ID:a61B6jZ6o





以下略



172: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 12:02:34.04 ID:a61B6jZ6o
「お目覚め?」

 辺りは廃墟になっていた。

「奴は!?ワルプルギスはどうなったの!マミは杏子は?町の人たちは?まどかはっ!!」
以下略



173: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 12:03:32.69 ID:a61B6jZ6o
「何しに来たの?用はないわ」

「ほむらちゃん?」

「まどか!?駄目よ。契約してはダメ!!」
以下略



174: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 12:04:35.89 ID:a61B6jZ6o
「インキュベーター!何を!?」

 したのか。そう問いただそうとしたけれど、そこにあるのはただの死骸だった。

 鎖鎌で真っ二つに引き裂かれている。
以下略



175: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 12:06:02.05 ID:a61B6jZ6o
「それも違うね、雨宮桜子。イルミナは変質していったあの個体が独自に作り出したものだよ。僕らはそれを解
析して、少し改良したに過ぎない」

「そう、じゃああれを魔女に。いいえ魔法少女に組み込んだのはあなたたちなのね」

以下略



176: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 12:06:58.27 ID:a61B6jZ6o
 私はたった一人で、ワルプルギスの夜と対峙している。
 夜科アゲハと雨宮桜子はウロボロスへと向かった。
 巴マミと佐倉杏子は未だ目覚めない。
 もう、戦えるのは私しか残っていない。

以下略



177: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 12:07:58.00 ID:a61B6jZ6o
 諦めない。いや、諦めたくない。
 精も根も尽き果てて、それでもなお私は立ち上がり続ける。
 衝撃に飛ばされて、地面を転がる。それでも立ち上がる。

 真正面から叩き潰されて、それでも立ち上がる。
以下略



178: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 12:08:57.29 ID:a61B6jZ6o
 触れるとそれは暖かかった。
 引き抜いた弓は私の身長の五割増しほどの全長を誇っていた。
 濃い紫色をしたその弓を私はただ、引く。

 初めて手にしたはずなのになぜかよく馴染んだ。
以下略



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