過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
1- 20
18: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:18:38.36 ID:0wYW71OQo
 反撃しようにも私はサイレンサーなんて便利なものを持っていない。
 この人ごみの真っただ中で銃声がするのは明らかにマズイ。どうすべきか。
 とりあえず人の少ないところへ行こう。
 このまま逃げ続けるのは埒があかないし、何より私にもプライドってものがある。
 魔法少女に喧嘩を売ったことを後悔させてやる。
 私は逃げ方を変える。追手を完全に撒かないように所々で手を抜きながら、逃げる、逃げる逃げる。
 不意に、相手の動きが変わる。誘っているのに気付かれただろうか。
 けれど、その方がこちらにとっても都合がいい。
 さぁ、ついてこい。人気のない場所に出ればあんたみたいなやつ時間停止で一撃だわ。

 薔薇の魔女が結界を張ることの多い廃ビルに私は駆け込んだ。
 次にこの場所に来る時のことをふと考えてしまう。
 巴マミとはどうやって接触すべきだろうか。
 私がインキュベーターを潰そうとしている現場を見られなければ友好的に立ち回ることが出来るはずだ。
 もし、それが出来なければまた彼女と敵対することになるだろうか。
 それは何度も繰り返してきているとはいえ、やはり辛い。
 私の耳に足音が届く。来た。
 思考の渦から即座に抜けた出した私は、階段を上ってきた女の前に姿を現す。
 廊下の端と端で私たちは対峙する。この距離なら武器を投擲してきても十分避けられるはずだ。

「あなた、いったい何が目的なの?」

 私は盾に手をかけて、質問を投げる。相手の出方次第ではすぐに時を止める必要があるからだ。

「へぇ、凄いね。時間、止められるんだ」

 へっ。思考が飛ぶ。
 どういうことだ。まさか思考を読み取られたのか?この距離で?そんな、まさか。

「今日は楽しかったよ。じゃあ、ま・た・ね」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
316Res/283.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice