過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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2: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:02:14.61 ID:0wYW71OQo
 またダメだった。これで何度目だろうか。
 目覚めたのはいつもの病室。
 これから九日後が何度も繰り返してきた転入初日。
 これだけ、転入を繰り返せば初めの挨拶など手慣れたものだ。
 それよりも今は如何にしてまどかをインキュベーターの魔の手から救うかを考えなければ。
 もうだれにも頼らないと決めはしたが巴マミ、佐倉杏子、両名もしくはいずれか片方の力を借りないとワルプ
ルギスの夜を超えることは無理そうだ。どう動くべきだろうか。いや、どう立ち回るべきだろうか。

「とりあえずはエイミーの保護に行きべきね」

 私の頭の中にかわいい黒猫の姿が浮かぶ。
 あの子を助けておかないと、トラックに轢かれたあの子を助けるためにまどかは契約してしまう。
 そうなれば、この時間軸はもう無為にするしかなくなる。
 行動は決まった。私はソウルジェムを目の位置に掲げ視力を魔力で底上げする。
 同時に二つに分けて三つ編みにしていた髪を解く。解いた髪を左手で軽くかきあげ、そのまま鏡に向かう。

「私、暁美ほむらは今度こそまどかを救う!どんな犠牲を払ってでも、あの子を破滅の運命から解き放ってみせ
る」

 私は未だ果たされることのない制約を自分に懸ける。
 こうでもしないと心が折れてしまうかもしれない。私はそんなに強くない。
 私は魔法少女へと変身し、そのままノータイムで時を止める。
 開け放された窓から飛び降りようとしたところでふと気づく。寝間着のままだ。

 この時私は思いもしなかった。私たちとは全く別の、そう『PSY』という力と出会うことを。




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