過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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21: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:21:39.64 ID:0wYW71OQo
 私と夜科アゲハは連れ立って街を歩く。会話はない。
 彼は、私が話をする気がないことに気がついていて話しかけてこないように思える。
 これから遭遇するであろう使い魔のことを考える。大した問題ではなさそうだ。
 黙々と私は歩を進めるが、ふと『PSY』という力のことが気になりだす。
 当然だった。
 思い切って夜科アゲハに聞いてみようか。
 そう思うと、それが一番いいような気がしてくるから不思議だ。

「ねぇ、夜科アゲハ。あなたが出会った中で一番強かったサイキッカーは誰かしら」

 私が振り向きながら尋ねると、彼は少々面食らったような顔をする。

「強かったねぇ。”生命の樹(セフィロト)”天戯弥勒といいたいところだけど、第一星将グラナじゃねーかな。
まぁ、W.I.S.Eなんて知らないだろうけど」

「それくらい知ってるわ。テロ組織でしょ?なんでも最近じゃ世界中の紛争地帯を荒らし回ってるって話じゃな
い。それで、その”生命の樹”っていうのはどんな力なの?」

 私の質問に夜科アゲハは少しだけ渋い顔をする。
 彼の話によるとどうやら殺し合いをした仲らしいので、無理もないかもしれない。
 私が巴マミの話を振られたとして、同じような顔をする自信がある。

「詳しくは分からねぇけど、あれは命そのものを操る力だろうな。この世界の命を全部まとめて作り替えようと
してたしな」

 私は茫然として、思わず口を開けたまま暫し固まる。
 夜科アゲハは私に合わせて足を止めると、反応を楽しむように話を続ける。

「っても、一番凄いと思ったのはまた別だけどな。そっちも聞くか?」


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