過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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265: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:09:02.09 ID:qxkYAYAJo
 確かに凄い威圧感だったけれど、殺気というほどだったかは私にはよくわかりませんでした。

「いろんな秘密を見てきたって言ってたし、多分私たちが想像もつかないことだよ」

 それから私たちはお互いに黙ったまま空を見上げていました。
以下略



266: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:10:03.25 ID:qxkYAYAJo
「ごめんねまどか、巻き込んじゃって。送ってくよ」

 さやかちゃんは少し痛々しい笑顔でそう言いました。
 私はとっさに「無理しないで」という言葉を飲み込みました。なんだか、そんなこと言えないと思えてしまっ
たのです。
以下略



267: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:11:07.12 ID:qxkYAYAJo
 今日は、さやかちゃんと一緒にパトロールです。マミさんとは少し遅れて合流する予定になっています。ほむ
らちゃんは一人で別のところを見て回るそうです。
 ほむらちゃんは多分、さやかちゃんに気を使っているんだと思います。

「お嬢さん、少しいいかしら?」
以下略



268: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:12:04.01 ID:qxkYAYAJo
「あんまり詳しいことは言えないんですけど、友達が凄く悩んでるんです。でも、私は力になってあげられなく
て、精々そばにいて励ましてあげること位しかできなくて、それでこのままいくと酷いことになりそうで、」

 ごちゃごちゃと、整理されない言葉が溢れてしまいます。

以下略



269: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:13:03.32 ID:qxkYAYAJo
 振り返ると、もう、雨宮さんの姿は消えていました。
 お礼、言いそびれちゃいました。

「あれまどか? どうしたのいいことあった?」

以下略



270: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:14:02.49 ID:qxkYAYAJo
「まどか。分かった、無茶はしないって約束するよ」

 さやかちゃんは笑いました。

〈まどか、君には君の考えがあるんだろう?〉
以下略



271: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:15:11.48 ID:qxkYAYAJo
 そうこうしているうちに使い魔が私たちとは逆の方向に進んでいきます。

「逃げちゃう!」
「よっしゃ!」

以下略



272: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:16:03.08 ID:qxkYAYAJo
「あんたさぁ、卵を産む前のニワトリ締めてる自覚ないの?」

「あんたみたいな魔法少女がいるから!! ほかの人を食い物にして言い訳なんてない!!」

 さやかちゃんは完全に頭に血が上っているみたいで、乱暴に券を振り回しています。
以下略



273: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:17:05.24 ID:qxkYAYAJo
 咄嗟に体が動きます。さやかちゃんの元に駆け寄るためです。
 それなのに、目の前に突然現れた赤い鎖に阻まれてしまいました。

 さやかちゃんの体も、赤い鎖にぶつかって地に転がります。

以下略



274: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:18:03.36 ID:qxkYAYAJo
 そして、案の定さやかちゃんは完全に手玉に取られてしまいました。
 ガリガリ、ギリギリ、ザザザ、ギギギと刃物が擦れる音が響きます。
 さやかちゃんは幾度も幾度も肌を裂かれています。その度に回復の魔法で傷を治していきます。だけど、それ
にもやっぱり限界があるようで、少しづつ動きが鈍ってきてしまっています。

以下略



275: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:19:14.55 ID:qxkYAYAJo
 硬直したさやかちゃんを無視して二人は一瞬だけ視線を合わせました。
 そして、杏子ちゃんは踵を返して路地を出て行きます。

「あんた!! どういうつもりだ!」

以下略



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