過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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27: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:27:38.48 ID:0wYW71OQo
 鼻に挿れてある詰め物が血液でドロドロになってしまったので私は新しく詰めなおす。

「脳覚醒がこんなに厄介だなんて。どうして彼は先に教えておいてくれなかったのかしら?」

 脳覚醒の詳しい症状を聞いておかなかった私にも、当然落ち度はある。だけど納得いかない。
 脳覚醒が始まると体調が悪くなること、くらいは教えておいて欲しかった。
 ベットの横に紙切れが置いてある。
 綺麗とは言い難い字で「一晩寝れば良くなる」とだけ書かれていた。
 恐らく、書いたのは夜科アゲハだろう。

「三八度七分、文句なしの高熱ね。鼻血とそれから目の充血も酷いのよね。これが一晩経てば治るっていうのだ
から驚きね。まぁ、倦怠感だとか悪寒だとかいったものがないだけマシ、と思うべきかしら。というか、まるっ
きり風邪の症状じゃない」

 腋に挟んだ体温計を見て、それから自分の顔を鏡で見ながら私は小さな声で呟く。
 本当にため息が出そうだ。
 私はこれからのことを考える。見滝原中への編入。巴マミとの解遁。
 インキュベーターへの妨害方法。美樹さやかの契約阻止。
 佐倉杏子への接触。そして、ワルプルギスの夜の討伐。

 やることは山積みだ。思わずため息が出る。
 いくら考えても頭がマトマラナイ。はぁ、今日はもう寝ることにしよう。
 なんだか今日は寝てばかりいる気がする。

 次の日、私は夜科アゲハと連れ立って思い出の高架下に来ていた。

「特訓というと、私はこの場所を一番最初に連想するのよね」

 まさかこの場所にこんな形でもう一度特訓しに来ることになるとは思ってもみなかったけれど。



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