過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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276: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:20:36.13 ID:qxkYAYAJo
 佐倉杏子と名乗った魔法少女との出会いから数日が経ちました。
 そして、昨晩さやかちゃん、マミさん、ほむらちゃん、杏子ちゃんの四人が偶然一堂に会してしまいました。

 それまでも少し元気がないだったさやかちゃんは目に見えて落ち込んでいるようで、少し心配になります。
 ふらふらと紐の切れた風船みたいにどこかに飛んで行ってしまうような、そんな危うい雰囲気を醸していました。

 今日のさやかちゃんの様子を思い返しながら私はため池のある公園で、柵に寄り掛かって池を走るカルガモた
ちを眺めています。

「げっ」

 不意にそんな声を聞いた私は反射的に後ろを振り向きました。
 そこにはげんなりした様子の杏子ちゃんが立っていました。

「杏子ちゃん、だよね?あっ、自己紹介してなかったよね。私、鹿目まどかって言います」

 杏子ちゃんは歯をむき出しにしてものすごい勢いで頭を?き始めました。

「佐倉杏子、だ。よろしくね。あんたの友達を散々痛めつけたアタシによく平然と話しかけられるね」

 杏子ちゃんにそう言われ、私は自分でも驚くほど杏子ちゃんに対して親しみを持っていることに気がつきました。

「なんて言うか、本当は悪い子じゃないんじゃないか、って思えちゃって」

 私が素直にそういうと、杏子ちゃんは眉間に皺を寄せつつ策に寄り掛かると、どこからか細長い棒状のお菓子
を取り出して口に咥えつつ空を見上げました。

「あんたさ、はなっから、魔法少女になるつもりなんてないんだろう?」


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