過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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286: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:30:01.65 ID:qxkYAYAJo
 その結界には祈りを捧げるような黒い影の女性と絵にかいたような形をした太陽しかありませんでした。
 そして、さやかちゃんは黒い影のと対峙して笑っていました。
 陰から伸びる魔手がさやかちゃんを捉えます。そして、飛沫が飛び散りました。

「さやかちゃぁん!!」

 さやかちゃんのが地面を転がります。辺りには考えられない量の血だまりが出来上がっていました。
 伸びる魔女の黒い手は好機と見たのか、追撃を仕掛けるみたいでした。

「ったく、見てらんないっつーの。手本みせてやるから、すっこんでなよ」

 私の隣にいたはずの杏子ちゃんがいつの間にかさやかちゃんの前に立ちはだかって魔女の手を切り払ってくれ
ました。

「邪魔しないで、一人でやれる」

 杏子ちゃんの横をすり抜けてさやかちゃんが魔女に突進していきます。
 さやかちゃんの咆哮が轟きました。
 線のように魔女へと突っ込むさやかちゃんは傷だらけですでにボロボロです。
 魔手を躱し、叩き、切り払い、猛然とした勢いでひたすらに魔女に向かっていきます。
 そうして魔女に辿り着いてたさやかちゃんは当身をするように魔女に剣を突き立てました。
 同時に影の手がさやかちゃんを完全に捉えます。

「さやかちゃああん!!」

 血飛沫が舞います。少し湿っぽい音が辺りに響きます。肉を切り裂く音でした。
 私と杏子ちゃんはただその光景を見ていることしかできませんでした。
 さやかちゃんの狂ったような笑い声が場を支配します。

「アハハハハハハハッ!! アハハハハハハハッ!! 痛みなんて完全に消しちゃえるんだああ!」


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