過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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62: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:02:38.84 ID:0wYW71OQo
「あ、あぁ!違うのよ。そんな顔をさせたかったわけじゃないの。そうよね。出会って二日、三日の相手に手札
を見せるのがあまりに無謀だってことくらいわかっているわ」

 どうやら今度は気を遣わせてしまったらしい。むぅ、やはり面倒臭い人ね。

「そんなことよりも、早く中へ入りましょう。魔女に逃げられるわ」

「えぇ、それもそうね。二人とも行くわよ!」
 巴マミが一番に駆け出す。まどか、美樹さやかがそのあとに続き、私はしんがりを務める。恐らく守るならこの布陣が一番安全だ。

 巴マミが開いた結界の中を私たちは進む。
 使い切りのマスケット銃を撃っては投げ捨て、時には打ち終わった銃で手近な使い魔を殴り飛ばす。いつみて
も鮮やかな手並みだ。洗練されたそれは中距離型の魔法少女の完成形といってもいいのかもしれない。
 リズムよく使い魔を倒し、なおかつ全く進撃の速度を緩めない。そんな圧倒的な実力を備えた魔法少女に小さ
な違和感を感じていた。
 もしかして、少しはしゃいでいるのかしら。
 まどかにもしものことがあったら大事だ。私は少し迷ってから声をかけることに決めた。

「巴さん、もうすぐ魔女に行きつきます。気を引き締めて行きましょう!」

 ここまでほとんど何もしていない私が言えた義理ではないが。というか、変身するのも忘れていた。
 私は巴マミに声をかけながら魔法少女の姿へと成り変わる。

「今頃変身するあなたに言われたくないわね」

 そう言って笑う巴マミは否が応でも私に懐かしさを与えてくる。
 けれど、巴マミが言葉と同時に開いた扉の先にいたものが強烈に私たちの視線を奪っていく。



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