過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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64: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:04:38.27 ID:0wYW71OQo
 強く、地を蹴る。目的地は巴マミの正面。薔薇の蔓を叩くために。
 取り出したベレッタで、動く的を正確に打ち抜く。こんなことをするよりも時間を止めて連射した方がよほど
手っ取り早いがそこは置いておく。

「巴さん今です!」

「えぇ、それじゃあ。カッコいいところを見てもらうわね!」

 巴マミのリボンの魔法が馬鹿でかい図体の魔女を縛り上げていく。
 元々軽快な速度で翻弄するタイプの魔女ではないとはいえあまりにも無抵抗だ。
 それだけ、力量の差が大きいということだろうか。

「ティロ、フィナーレ!」

 強大な砲身からその名に相応しい一撃が放たれる。火力、という一点でいえばこれほど強力な魔法はそうお目
にかかれない。
 ド級の一撃が魔女を貫くと、徐々に景色が薄れ始め、次第に揺らぎ、そして最後には元の廃ビルへと私たちを
誘う。
 コツンッ、と小さな音が響く。恐らくグリーフシードが落ちたのだろう。私は振り返らない。

「これはグリーフシードというの。まぁ魔女の卵ね」

 巴マミの言葉に二人は驚きの声をあげる。それが魔法少女のなれの果てだとも知らずに。

「けど、大丈夫。この状態なら役に立つものよ」

 大方、自身のソウルジェムを浄化してみせているのだろう。

「こうすると、ほら。濁りが取れるでしょう?これで私の魔力は、いいえ違ったわね。私の魂は元通り」



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