過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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67: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:07:38.75 ID:0wYW71OQo
 少し寒さを残す夜風が頬撫でる。イレギュラーとは重なるものなのか。あるいは、小さなイレギュラーに突き
動かされて私が別の道を辿りはじめたのか。今度こそはまどかを救えるのだろうか。
 思考は留まることを知らない。好奇も不安も一緒くたに思考の渦へと飲み込まれる。それは渦を巻きどんどん
と深みへと嵌っていく。

「もしかして、待たせちゃったかしら?」

「えぇ、少しだけ」

 足音と共にようやくやってきた巴マミが声をかけてくる。

「そこは、今来たところよ。って言ってくれないと」

「そんなことを言いにわざわざ来たわけでもないでしょう?」

 何を下らないことを言っているのだろうか、この人は。まぁ、それらしいといえばそれらしいけれど。

「そうね。冗談を言うような間柄でもないものね」

 それはどういう事だろうか。少なくともこちらに敵対の意思がないことは伝わっていると思っていたのだけれ
ど。

「魔法少女同士でこの手の話に乗ってくれた人が誰もいなかったってだけよ?特に他意があるわけじゃないの」

「そう、ならいいわ。もしかして、ことを構える羽目になるかと少し心配になっただけよ」

「あら?さっきまでとは大分雰囲気が違うのね。まぁ、それは今は置いておきましょう」

 この場で和やかに話をすること自体が私にとっては驚くべきことなのだ。雰囲気とかそんなこと知ったことか。


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