過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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78: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:51:48.54 ID:0wYW71OQo
 それも、そうだ。それに私は魔法少女でサイキッカー。恐らく前例を見ないはず。ならば、当てにできるのは
自分だけ。

「そうね。それなら少し相手をしてもらえないかしら」


 夜科アゲハに完敗した私は、仰向けに体を投げ出していた。
 彼は用事があるとかで、私を負かした後すぐにどこかへと去っていってしまった。なんて薄情なんだろうか。

 それにしても、空が青い。快晴絶好調といった様子だ。
 けれど、そんなことは今の私には関係がない。重要なのは私の力の改善点のリストアップだ。時間操作の魔法
との兼ね合いもある。バランスとタイミング、あとは力を分散させない一極集中。

 来るワルプルギスとの戦いに備えて戦闘パターンの構築と地理効果の見直しも必要だろうか。
 改善点は山積みだ。けれど、それが山積みということはこれまでよりも戦略面で肉薄していることを意味する
はずだ。
 今回は、今回こそは!

「あら、暁美さんこんな高架下で寝転んでちゃ行儀が悪いわよ?」

 この声は巴マミだ。こんなところで偶然、なんてことはなさそうだ。

「巴さん。今日は二人と一緒じゃないんですか?」

 確か、まどかと美樹さやかは放課後にこの人と一緒に魔法少女体験ツアーに行くと言っていたはずだ。

「私にも思うところがあってね。今回は遠慮してもらったのよ。あなたにあれだけ脅されちゃったもの」

 巴マミはそういってクスクスと笑う。これは少しマズイ兆候かもしれない。

「確かにあなたは町のみんなのために使い魔まで倒すような人には見えないわ。けれどね、暁美さん。私は必ず
しもそれが悪いとは言えないわ。そりゃ、見つけた使い魔をわざと逃がして人を襲わせるなんて許せることでは
ないわ。だけど、誰しも他人の命より自分の命の方が大事だもの」

 決定的だろうか。正義の味方を止め、自分の気持ちに素直になった巴マミは魔女化の真実を知って自らソウル
ジェムを砕いたことがある。その時も、こんな風に笑っていた。


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