過去ログ - ウルトラ魔女ファイト【ウルトラマンゼロ×まどか☆マギカ】
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24: ◆S3K5UapAso[sage saga]
2013/04/13(土) 21:09:38.57 ID:brQcPtoT0

【趣の魔女 その3】



ゼロ「ここはもう大丈夫そうだな」


魔女の結界が解除され、辺りは本来の姿である森に戻っていく。
陽は既に落ち、辺りを月明かりだけが照らしている。

少女も変身を解除して私服に戻ると、残されたグリーフシードを拾い上げた。


少女「一応忠告はしとくけど、風見野市はアタシの縄張りだからな。
   決着もついてないことだし…欲しけりゃ力ずくで奪ってみなよ!」

ゼロ「風見野市って、ここは見滝原市じゃないのか?」

少女「見滝原ぁ?アンタ寝ぼけてんの?」

ゼロ「さっきの魔女に逃げられちまってな。そいつを追いかけてここに来た」


ここは風見野市と呼ばれる、見滝原市の隣街。
ゼロは見滝原市での戦いから逃走した魔女を追い、彼女と出会ったのであった。


少女「まあいいや…さっきの回復と、このグリーフシードでチャラにしてやるよ」

ゼロ「そんじゃ、俺からも一つ忠告させてもらうぜ!」

少女「こっちだってキャリア長げーんだ。バカにすんな」

ゼロ「『ワルプルギスの夜』とは戦うなよ」

少女「は……今何つった?」


話半分で聞くつもりだったゼロの忠告に、少女は耳を疑う。

『ワルプルギスの夜』とは、魔法少女達の間で伝説となっている大物魔女。
それは一度具現化するだけで、何千もの人名が失われる被害を引き起こすという。


ゼロ「大体、三週間後くらいか…見滝原の街に『ワルプルギスの夜』が現れる。
   そいつは俺がやる。お前は巻き込まれないよう気をつけろよ!」

少女「んな話だけ聞かされても、真偽がサッパリなんだよ…
   グリーフシードも集めてるみたいだし、アンタ何者だ?」

ゼロ「詳しくは話せないが、お前の敵じゃない」


少女は「魔女でも魔法少女でもない」と明言しながら、多くの事情を知るゼロを疑問視する。
しかしゼロは、自らの正体と目的を明かそうとはしなかった。




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