過去ログ - ウルトラ魔女ファイト【ウルトラマンゼロ×まどか☆マギカ】
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◆S3K5UapAso
[sage saga]
2013/04/14(日) 08:53:18.38 ID:CkoA6mCE0
【薔薇園の魔女 その1】
翌日の見滝原市。
夕刻の街中を、ビニール袋をぶら下げた青年が一人歩いていた。
「モロボシ・シン」の名義を借りた、人間体のウルトラマンゼロである。
地球を訪れて九日目、手探りながらも彼は今の生活に溶け込み始めていた。
ゼロ人間体「へへっ、ウルトラ兄弟が絶賛してただけはあるな。何度食っても飽きが来ねえ」
袋の中に入っているのは、コンビニで購入したカレーライス。
地球を訪れた先輩ウルトラマン達は総じてこの料理を評価しており、案の定ゼロもその虜となっていた。
ゼロ人間体「公園で食ったら、また魔女探しだな」
ゼロが歩道橋を渡っていた時、虚ろな表情をした中年男が手摺に手を掛けていた。
不思議そうに見ていたゼロの前で突然、男が歩道橋を乗り越え始めた。
真下には、何台もの自動車が行き交っている。
ゼロ人間体「ばっ、馬鹿ヤロウ!何やってやがる!!」
迷わず袋を投げ捨てて駆け寄り、男を歩道橋の中へ引き戻す。
男は押さえつけてもなお、道路へ飛び降りようともがいていた。
ゼロ人間体「チッ…仕方ねえ!」
男を大人しくさせるべく、ゼロは鳩尾に軽く拳を打ち込み、気を失わせた。
倒れた男を抱きかかえると、首に黒い刻印が刻まれていることに気付く。
ゼロ人間体「これは!?」
それは魔女に魅入られた証『魔女の口付け』であった。
手をかざすと、どこからか刻印に向けて『マイナスエネルギー』と呼ばれる暗い波動が送信されている。
ゼロ人間体「どうやら、魔女の影響を受けてるようだな…ゆっくりメシ食ってる暇もなさそうだぜ!」
ゼロが指で刻印を擦ると、男の首から刻印が消えた。
代わりにゼロの指先に刻印が浮かび、マイナスエネルギーが発信され続ける。
送信元を逆探知するべく、男をその場に残してゼロは走り出した。
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