過去ログ - ウルトラ魔女ファイト【ウルトラマンゼロ×まどか☆マギカ】
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43: ◆S3K5UapAso[sage saga]
2013/04/14(日) 09:24:20.32 ID:CkoA6mCE0


杏子「まず、三週間後に『ワルプルギスの夜』が見滝原に来るって話、知ってるかい?」

マミ「『ワルプルギスの夜』!?…本当にあの魔女は実在しているの?」

杏子「そこまで知るかよ。逆に聞きたいから、風見野からわざわざ来たんじゃんか」


ゼロの名に続き、再びマミは度肝を抜かれる。
ごく普通の魔法少女から見れば『ワルプルギスの夜』はあくまで噂話であり、存在自体が眉唾ものであった。


杏子「只、ゼロの奴が言ってたのさ。あの大物魔女を相手に戦うってね。
   危険だからアタシらは手を出さないでほしいんだと」

マミ「戦うって、『ワルプルギスの夜』が噂通りの魔女なら、相応の強さを持ってないと…」

杏子「最初、魔女と間違えて襲っちまったけど、相当なやり手だったよ。
   防御に回るばっかで、全然攻めてこなかったけどねぇ」


ゼロの力を知らないマミは、本当に彼が『ワルプルギスの夜』に対抗し得るのかを疑問を感じていた。
だが、マミから見ても実力者である杏子は、素直にその強さを認めていた。


マミ「彼と戦ったみたいだけど、一体どんな能力を?」

杏子「身体能力もハンパなかったけど、能力もすげぇトリッキーだったな。
   デコからビーム出すわ、ミジンコみてーに小さくなるわ…」

マミ(おでこからビーム?)


杏子が説明を続ける中、マミの脳内では青年が髪を掻き揚げ、額から破壊光線を発射していた。


杏子「忘れてた。あの兄ちゃんも変身して戦うんだよ。
   最初会ったときは既に変身してて、後で人間の姿に戻ったんだ」

マミ(彼も変身を!?)


長らく魔法少女として戦ってきた経験故か、マミには特撮ヒーローのような
男性の変身イメージがすぐには出てこなかった。
代わりに、青年が魔法少女の衣装を纏った姿を想像してしまう。


杏子「確か全身タイツみてーな体してて、色は赤・青・銀で、刃を二つ持ってて…」

マミ(…全身タイツ!?)


今度は彼女の脳内で、カラフルな全身タイツを着用した青年が、両手にナイフを構える。
彼女はゼロのウルトラマンとしての姿を見ていないため、断片的な特徴では全く想像がつかなかった。


マミ「ただの変質者じゃない…」

杏子「多分アンタが想像してるよりはスタイリッシュだよ…」


二人は、それぞれ異なる理由で唖然とする。



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