過去ログ - ウルトラ魔女ファイト【ウルトラマンゼロ×まどか☆マギカ】
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9: ◆S3K5UapAso[sage saga]
2013/04/13(土) 13:55:22.32 ID:brQcPtoT0


ゼロ人間体「それより、一体何が起きているのか説明してくれ」

少女「見ての通りよ。どうにかしたいなんて、考えるだけ無駄ね」

ゼロ人間体「いや、何とかしてみせる。俺はそのために別の宇宙から、時空を超えてここへ来た!」

少女「貴方も宇宙から?」


非日常を目の当たりにしている為なのか、少女はゼロの話に疑いを持っていない様子であった。
そして彼女の反応は、ゼロ以外の異星人がこの星を訪れたことを意味していた。


ゼロ人間体「どういうことだ?あの化け物も他の星から来たってのか?」

少女「いいわ、少し教えてあげる。貴方が戦ったのは『救済の魔女』」

ゼロ人間体「救済…冗談だろ?どう見ても真逆の事が起きてるぞ!」

少女「あらゆる生命を吸い上げて、待ち受ける絶望から救済する。それがあの魔女の力。
   貴方もあと一歩で救われてたところよ」


『慈悲』という怪物の本質と、常識破りの能力を知るゼロ。
ウルティメイトゼロですら数分持たなかった戦いを思い出し、その頬を汗が伝う。


ゼロ人間体「そもそも『魔女』ってのは一体何なんだ?怪獣とも違うようだが…」

少女「怪獣?貴方の事情は知らないけれど、魔女は『呪い』から生まれた存在。この世界に蔓延る魔物よ」

ゼロ人間体「蔓延るって、あんなのがウジャウジャいたってのかよ…」

少女「いえ、彼女だけは特別…そして、この事態を招いた奴等は既に地球を去った。
   もう二度と戻ってくることはないわ」

ゼロ人間体「敵とは、何者なんだ?」

少女「奴等は―――」


その時、少女の話を遮るかのように、遥か遠くで魔女の轟きが響いた。
ゼロはイージスを確認するが、消費した力は完全に回復していない。

再び時空を超えて仲間を呼ぶことは不可能。尤も、そんな猶予はこの世界に残されていなかった。
それを理解しながらも、ゼロは立ち上がる。


少女「貴方、正気なの?」

ゼロ人間体「あの魔女を止めねぇと、この地球は完全に死に絶える。だから、俺は行く!」

少女「彼女は止まらないわ。大人しくここを去って、元の宇宙に帰ったほうが賢明よ」

ゼロ人間体「でも…このままにしていいわけねぇだろ!!」


ゼロの言葉が静かな建物内に響き渡った。



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