過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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◆x/rxoIq2T6
[saga]
2013/04/13(土) 19:57:48.26 ID:L49uMPrP0
日向「俺は…多分、諦めるだろうな」
七海「…っ」
その答えを聞いたとき、七海は哀しげに目を伏せた。
だから慌てて弁解する。
日向「お、おい…話しを最後まで聞いてくれよ」
七海「えっ…?」
日向「えっと、多分俺一人じゃ諦めてしまうと思う。だって世界が繰り返されているなんて…誰が信じてくれるんだよ」
七海「そう、だよね…」
日向「でもさ、もし自分の近くに、俺の言うことを信じてくれる大切な人がいて、その人が信じてくれるなら…俺は頑張ろうってそう思うぞ」
七海「…!」
日向「きっとさ、どんな状況でも、信じてくれる人がいる。無条件で力になってくれる人はいる…そう思う」
そこで言葉を切って、七海と視線を合わせて、続きを言う。
日向「だから俺は諦めない。仲間に、友達に…恋人に、俺は相談するよ」
苗木が教えてくれたこと。
誰かに相談する。
たったそれだけで、どんなに絶望的な状況でも頑張ろう、そう思える。
だから七海にも──それを知ってほしくて。
七海「日向くん…」
日向「七海、俺はお前を信じるぞ」
…俺は多分、七海の行動の意図を分かっていた。
俺は気付いていたけど、目を逸らした。
いや、七海を疑いたくない俺のわがままなのかもしれない。
けれど…もし、七海が俺に“それ”を相談してくれたのなら、その時は──
「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
日向「ったく…空気が読めない奴だな」
七海「…よし、日向くん。こんな奴さっさと倒しちゃおう」
日向「おう!」
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