過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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827: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/07/11(木) 23:06:21.51 ID:Y/JW/P/R0


瞬間、全身をヒヤリとした悪寒が走る。
全身の傷がじりじりと痛む。

日向「……」

この感覚を、日向は知っている。
圧倒的な殺意。
吐き気を催すほどの絶望感。

気味が悪い程に、“あの頃の自分”と似ている。

日向「場所は体育館か…行くか」


体育館に足を踏み入れる。
体育館にしみ込んだ独特の臭い。
懐かしい……と感じるにはこの学園に良い思い出がある訳でもないが、日向は素直にそう感じた。
僅かに足元がふらつく。
床にはぽたぽたと血痕が染み込んでいた。

先ほどの戦いでの負傷が残っていたのだろう。
日向はそれを改めて自覚させられた。
鉤爪や金属片による切り傷が無数に出来ていた。
止血する気にはなれない。何の痛みも感じない。

日向「……!?」

脳内で警鐘が鳴る。
それは先ほど感じたあの感覚──。

日向(……何かが、いる)

ぐちゃぐちゃと気味の悪く、ねっとりとした不快な殺意。
全身を下で這いずるような気味の悪い感覚。
悪魔か死神なんてものが存在するのならば、きっとこれがそうだろう。
日向は思考を止める。
これ以上深く考えれば、動きは鈍るし、いざって時に動けない。
全てを冷静に無感動に受け止める。それが正しい。


「……ずいぶんと傷だらけみたいだ」


日向「…なんだよ、お前……?」

「はは、酷い言われようだな。分かってるんだろう?」

カムクラ「ボクはお前の【カムクラ】記憶から抽出されたアバター…カムクライズルだ」

日向「ははっ…冗談はやめてほしいな…」

しかし、口では言っても頭はそうではなかった。
腰のあたりまで伸びた黒髪。
特殊な投薬や法外の実験を受けて変色した赤い瞳。
どこからどうみても、彼はカムクライズルだった。

カムクラ「お前の記憶から創りだされたんだ。そっくりどころか遺伝子レベルで同じ人間さ」

日向「はっ…」

カムクラ「何がおかしい?」

日向「俺は日向創だ。カムクライズルじゃない」

カムクラ「そう強がらない方が良い…。基本的なポテンシャルはカムクライズルの全盛期を基にしているし、カムクライズルの思考・行動・すべてそっくりだ」

日向「俺はカムクラじゃない…」

カムクラ「ああ、そうだ。キミはカムクラであることから逃げた。キミは失敗作だよ。もういい加減、キミみたいな出来損ないを見てるとイライラしてくる」




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