過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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881:◇x/rxoIq2T6 [saga]
2013/07/27(土) 18:55:28.31 ID:z/uce13d0
プログラム…
ああ、この前の中間考査で出たなぁ…
黒川梨紗(女子5番)は暢気にそんなことを考えた。

まだ記憶に残っている。

プログラム、正式名称、戦闘実験第六十八番プログラム。全国の中学校から任意に選出した三年生の学級内で、生徒同士を戦わせ、生き残った一人のみが、家に帰ることができる、わが大東亜共和国専守防衛陸軍が防衛上の必要から行っている戦闘シミュレーション。
全国の中学3年生が、最も恐れていることだ。

それに、選ばれた…?
あたしたちのクラスが…?
そんなバカな…

 

「…じょ…冗談キツいよ、お兄さん…?」

 

前方で弱々しい声が聞こえた。
クラスのムードメーカーペアの片割れ、真中那緒美(女子16番)が立ち上がって、やや震えた声で呟いた。

「ジョークは、人を笑わせるモンだよ? ねぇ、薫…」

「う、うん、そうだよ!
 薫笑えなかった、つまんない冗談っ!!」

ペアの片割れ、濱中薫(女子14番)も立ち上がる。

「そうだよな、冗談だよな…」

「うちらが選ばれるわけないじゃん」

「何なんだよ、あの筋肉男!」

徐々に教室が騒がしくなる。

しかし、すぐに静まり返った。
1発の銃声が響いたので。
弾は、那緒美の横を通り、那緒美の後ろの桐島伊吹(女子4番)の横にあった壁にめり込んだ。
伊吹が小さく悲鳴を上げ、その壁を凝視していた。

「冗談ではないぞ、オレはいつでも本気だ!!
 この銃も、もちろん本物だぞ!!
 えっと…真中さん、濱中さん、着席するんだ!!」

進藤幹也(担当教官)が、爽やかな笑顔を浮かべた。
那緒美と薫は無言でぺたんと椅子に座った。

あれ…本物のピストルなの…?
冗談じゃないの…?

梨紗の体がガクガクと震えた。

進藤は静まり返った教室を見回し、満足げに何度か頷いた。

「よしよし、静かになったな!
 じゃあ、今回サポートしてくれる先生の補佐の紹介だ!!
 右から田中、西尾、足立だ!!
 モヤシのような連中だが、まあよろしく頼むよ!!
 3人纏めて“モヤシ”と呼んでやりたまえ!!」



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