過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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[sage]
2013/07/28(日) 06:34:33.61 ID:pqVm0HNu0
「なるほどねぇ… だってさ、海斗クン?」
「わかった」
この4人組が好きなのは佑だけではない。
もちろん、海斗も気に入っていた。
誰かが抜け駆けをして壊れてしまうのは、絶対に嫌だと思う。
ここに、3人だけしか知らない同盟が組まれた。
多分、このクラスがプログラムに選ばれてしまった今こそが、その『時』なのだろう。
事実、佑は最期に言った。
海斗は凪紗の横顔を見た。
まだ、言わない。
千尋が何処にいるかわからない状況で言うのは、卑怯な気がする。
「…海斗、どうしたの?」
いつの間にか凪紗はこちらを向いていた。
海斗は何でもない、と首を横に振った。
千尋とオレが凪紗に気持ちを伝えられるように、その時が来るまで、凪紗を守る――それがオレの今の役目だな…
千尋のヤツは…何をしているんだろう…?
ブツッ
上の方からスイッチを入れるような音がした。
海斗は上を見上げた。
木にスピーカーのような物がくくり付けられていた。
「…放送だね」
凪紗が腕時計を見ながら呟いた。
『グッモーニング、エブリワン!! おっと米帝語はいかんな!!
皆元気に殺し合いしているかなぁ!?
では、早速戦いに散った友達の名前を言おう、死んだ順番だ!!
地図の入ったファイルに名簿も入っているから、チェックしたまえ!!』
海斗はあまりに大きな声に顔をしかめながら、デイパックを初めて開けた。
1番上に食料が入っており、その下に地図らしき物が見えた。
『男子7番、栗原佑君…は知っているか。
女子3番、金城玲奈さん!!
男子3番、池田圭祐君!!
男子1番、青山豪君!!
ぼちぼちのペースだな、まあ最初だからオーケイか!!』
「け…ケースケ…っ そんな…!」
凪紗が小さく悲鳴を上げた。
圭祐は海斗もそれなりに仲良くしていた。
佑と新島恒彰(男子15番)のくだらない口喧嘩を最終的に止めるのは、海斗と圭祐の役目になる事が多かったので。
とても謙虚な、いい奴だった。
金城玲奈はよく知らない。
ただ、何となく見下されている気がしていたので、好きなタイプではなかった。
青山豪とは地域選抜を選ぶ合宿で一緒になった。
特に会話を交わしたというわけではなかったが、一生懸命頑張る奴だと感じた。
頭の中にそれぞれの顔が浮かび、そして消えた。
佑は別として、3人がこの会場で生を終えた。
3人が自殺をしたとはとても考えられない(特に玲奈は)。誰かが、手を下したのだろう。転校生が全員を殺した、というのも違う気がする。このクラスの誰かが、このくだらないゲームに乗ったのだろうか?
『続いて禁止エリア!! よく聞くようにな!!今から1時間後、7時からC=04エリア!!9時からはH=10エリア、11時からはB=07エリアだ!!』
海斗は必死に書き留めた。
本部である中学校の北のエリアと、南の方にある住宅地の端と、北の方にあるデパートの側のエリアには、入れなくなる。
自分たちが今いるE=04エリアとは関係がない。
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