過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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945: ◆x/rxoIq2T6[saga sage]
2013/08/02(金) 00:57:48.35 ID:SIqLITfn0


−論破!−


苗木「それは違うよ!」

霧切「……ふふ」

苗木「ねえ、霧切さん。さっきループしているっていってたけど…それはおかしいよ」

江ノ島「はあ?別におかしくないでしょう?そういう可能性もあるってだけで」

苗木「いや、おかしいんだよ。江ノ島さんは知らないかもしれない…いや、知ってるよね。わざわざアルターエゴまでけしかけたんだからさ」

江ノ島「…つーん」

霧切「で、何がおかしいのかしら」

苗木「ねえ、このゲームのもとになったプログラム…新世界プログラムって元々は何のために作られたんだっけ?」

霧切「……別名、絶望更生プログラム。絶望の残党たちを更生…言い換えれば、絶望以前の状態まで巻き戻すプログラムね」

江ノ島「確か苗木クン達が絶望の残党も助けたいって未来機関を逆らってまでも作った未完成プログラム…だったねー」

苗木「そうあよ。そしてボクらは…その不備、つまりは致命的な欠陥についてもよく把握していた」

霧切「……」

苗木「ボクらは人数がいたからなんとか欠陥を補修することができたけど…それでもボクの記憶では、たった一つだけ治せなかった欠陥があったんだ」

苗木「……仮想空間での死。絶望更生プログラムの段階では死に至るような状況は想定されていなかった。江ノ島さんの妨害は想定内だったから、凍結用プログラムを配置する事も出来ていたし、その欠陥を修正する優先度は低かったんだ。だからボクの記憶では……欠陥は修正されていない」

霧切「成程、ね」

苗木「だとすると、大きな矛盾が生まれるよね。そう、仮にループしたとしても、ボクらは死んでいる…生き返る訳がないんだ!」

そう、今まで気づかなかった。
いや、気付かないふりをしていたのかもしれない。
モノクマが死んでも大丈夫、という言葉を使っていたから。
そして現に、ボクらの以前ゲームの記憶…。
そこから勝手にループしている、という解釈をしたけれど。
新世界プログラムを基としている、という前提ではこの仮説は成り立たないんだ。

江ノ島「単純に修正されていたってだけでしょ?アホだね苗木クンは!」

苗木「修正…いや、あの問題はそんな簡単に片づけられるものじゃ無いんだ。肉体とは離れていても…直接脳とゲームが繋がっている以上、死を体験したら脳が強制的に活動を停止させちゃうから……」

そう、だからおかしいんだ。
どうして、こんな矛盾が起きるのか。

霧切「苗木君、もっと柔軟に発想しなさい。いい、思考を逆転させるの。それとも、チェス盤をひっくり返す、と言った方が好きかしら…?」

発想を…逆転させる……?

霧切「今、貴方はどうしてこの矛盾が起きているのかを考えている。そうじゃなくて“どうしたら矛盾が起きないのかか”を考えればいいのよ」

どうしたら矛盾が起きないか……。
脳と直接繋がっている以上、仮装世界の死は現実の死と同じだ。
この姿は恐らく僕らの記憶から生成されたゲーム用のアバター。
……どうすれば、この矛盾が起きないか。
そんなの簡単だ。

仮想空間の死≠現実世界の死

となればいいんだ。
……まさか、そんなゲームのキャラみたいにポコポコと死ねる便利な方法が……え?


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