過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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964: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/08/06(火) 19:55:59.67 ID:XNq0KWUd0


霧切「!」

豚神「!」

罪木「!」

霧切「七海さん、貴方…生きていたのね」

七海「……うん」

豚神「良かった…かなりギリギリだが、無事みたいだな」

罪木「良かった…七海さん、消えてなかったんだ…!」

江ノ島「へぇー……あの希望キチに勝てたんだぁ!まあ当然だよね!あんな希望キチなんてそれくらいの役しかもらえないしょぼいサブキャラだもんね!希望になれなかった絶望を抱いて死んだんだろうね!」

霧切は傷の手当てをしようと七海の姿を見て、違和感を感じる。
それは、“あるべきはずのものがない”感覚。

霧切「…………ちょっと待って」

罪木が治療に駆け寄ろうとしたところを、制止する。

罪木「へ?」

霧切「ねえ、七海さん。貴方はなんで先ほどまで狛枝君と戦っていたはずなのに、どうしてそこまで【綺麗】なの?」

そう、七海の姿はおかしいのだ。
先ほどまで、全員激しい戦いをしてきたはずだ。
それなりの傷を負っている。あの江ノ島でさえも。
しかし、彼女の姿はそれにしては、【綺麗すぎる】。
服の損傷すら見られないというのは、あまりにも異質だ。

七海「……うん、そろそろ種明かしをした方が良いかもしれないね」

霧切「種明かし?どういう事かしら」

七海「私はね、三度だけ死ねるんだ。…うーん、ちょっと違うかな。三回までなら、死をリセットできるって言った方が良いのかも」

罪木「え、えええええええ!?」

豚神「ど、どういうことだ!?」

江ノ島「ははーん…なるほどね」

七海「えっと、皆は知ってると思うけど。私はこのゲームの製作者から管理の一部を任されてる管理者なんだ。プレイヤー視点での監視者って位置でね。でも管理者がゲームに負けてそのままゲームの管理ができませんでした、なんて格好がつかないし、管理者の意味がないから。私には特別に、死を三度だけリセットできる権限があるんだよ」

霧切「そ、そんなことが…」

七海「私はチートみたいであまり好きじゃないんだけど、でも管理の為って言われたら仕方ないしね。……まあその力も、ついさっきで全部使っちゃったんだけど」

霧切「あれ、三度って言ったわよね?もしかして七海さん、狛枝君に三度も殺されたのかしら」

七海「ううん、違うよ。一度は前のゲーム盤でのお兄ちゃんに、二度目は狛枝君と戦った時、三度目は……保険にね」

霧切「保険……?」

霧切は七海が微妙に濁した言葉の真意を知りたかったが、七海は答える気が無い様だった。

豚神「その権限はゲーム盤をループしても回復できないのか?」

七海「うん。モノクマにその辺りのプログラムをいじられちゃったから…もうズルは出来ないよ。これで私も皆と条件は同じだね」

罪木「そんな力があったならもう少し早く言ってほしかったですよぅ…」

七海「これはあくまで緊急手段だし、出来れば魔王との戦いに備えて残しておきたかったこともあるんだ。結局使っちゃったけれど」

江ノ島「……ってことは、七海ちゃん結構やばいんじゃなーい?」

七海「……そっか。江ノ島さんは知ってるんだ」

江ノ島「七海ちゃんと日向クンは【同じ】でしょ?ならこれ以上は──」

七海「大丈夫だよ。私は、皆を信じてるから」

霧切「……?」

豚神(二人は何の話をしてるんだ…?)


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