過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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982:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 21:49:40.17 ID:D/J1TKXp0
C=07エリアにある中型デパートでは、プログラム破壊計画グループの面々が右往左往していた。
「ねぇ、藤馬ちゃん! どっかに台車ないかなぁ?」

「ああ、それ1階の食品倉庫にあった気が…
 つーかどうせ階段では、“ソレ”は自分で運ばなきゃなんねぇだろ?」

「階段までは使えるっしょ、持って来てくれたらうれしいなぁ!」

「女の子に力仕事させらんないしなぁ… わかった、持って来るわ」

2階のガーデニング用品売り場では、稲田藤馬(男子4番)と濱中薫(女子14番)が汗だくになりながら力仕事をしていた。

一方1階では、不破千尋(男子17番)が食料棚の下の方を物色していた。

「不破、“アレ”農協にありそうだったけど…
 住宅の方まで行かなきゃならないっぽいぞ!」

入り口のドアが開き、外に出ていた斎藤穂高(男子8番)が入ってきた。
千尋は買い物篭を持って立ち上がり、穂高のもとへ行った。

「やっぱり? まあ仕方ないね。
 わざわざ外出てもらって悪かったね。
 じゃあ、“アレ”入れられそうな入れ物探してくれない?」

「わかった。 そっちは順調かい?」

「まあボチボチだね。
 とりあえず今は昼飯の準備中、インスタントは好きじゃないんだけど」

千尋の籠の中にはカップラーメンが数個転がっていた。
穂高は「楽しみにしているよ」、と階段を上って行った。

そして、管理モニター室の側に置いてある監視カメラで撮った映像が映るテレビの前で、姫川奈都希(女子15番)は考え事をしていた。

ここでプログラム破壊の準備をするのはいいんだけど…
今こうやってぼんやりしている間に、“あの人”が危険な目に遭ってるかもしれないと思うと…
でも、見つけるあてもないし…
薫を連れて回るのは多分危険だし…

奈都希は溜息を吐いた。
上の階から微かに薫の声が聞こえる。
元々声が大きいから、普通の喋り声でも聞こえてしまう。
しかし、それで良いと思う。
薫には元気な姿が何よりも似合う。
ずっと元気に笑っていてほしいから、危険な目には合わせたくない。

因みに、千尋たちは今それぞれ探し物をしている。
それは、千尋が宣戦布告をした少し後に遡る。


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