過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:04:59.94 ID:D/J1TKXp0
悠の隣に座る血を分けた双子、二階堂哉多(男子十三番)も、悠と同じどろんとした瞳で悠を見つめた。
髪型こそ悠に比べれば今時だが、悠以上に誰とも関わろうとせず、表情が変わるところすら見たことのない不気味な男。
さらに奇妙なのは、互いを“兄様”・“姉様”と呼び合うことだ。
互いに名前で呼び合う又は後に生まれた者が相手をそう呼ぶのならわかるが、互いに互いを上とする呼び方は、不気味さを助長させた。
「ついに、わたくしたちは大東亜共和国のお役に立てるのね、兄様」
「ついに、僕たちは瑞穂の国の礎となるんだよ、姉様」
意味がわからない。
だけど、なぜか、背筋に冷たいものが走るのを靖隆は感じた。
悠と哉多は向かい合い、互いの手を合わせ、指を絡めた。
その横顔は、やはり似ていた。
あの瞳が、鏡に映ったかのように似ていた。
「悠、哉多、アンタら何か知ってんのか?」
2人の世界が作られる中、物怖じせず訊いた夕姫の度胸に感服。
クラスメイトたちの視線が、不気味な双子に注がれた。
「わたくしたちは、大東亜のために戦うのよ」
「僕たちは、この国の未来のために戦うんだ」
戦う…?
何だコイツら、イッちゃってんじゃねぇの…?
「まさか、それって……ッ!!」
声を上げたのは、やはり夕姫だった。
校内1の美人と謳われるその顔が、青ざめていた。
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