過去ログ - 上条「二学期も不幸だ……」一方「いつも通りだろ」
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43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/20(土) 18:46:45.59 ID:7tbLVLLSO
……それで、全て。

そこから先を、何も知らない。

人の細かい事情に突っ込むのはあまり誉められたことじゃない。

しかし、佐天はどうしても興味を持てずにはいられなかった。

知りたかった。

どうして、彼が御坂のように名門に通わないのか。

どうして、自分と話す時、ときどき羨ましそうな目をするのか。

どうして……彼がただの能力者(レベル1)の自分を特訓してくれる気になったのか。

本当は不思議で仕方なかった。

いつぞや追いかけられたのを助けてくれたのは、彼が『優しい』から、というのはまだ分かる。

しかし、わざわざこんな特訓に付き合ってくれるのは、ただ『優しい』からでは理由としては弱い気がする。

暇潰しだ、と一方通行は言っていた。

でも、おそらくそれは嘘だ。

本心を感じられない言葉だったのだ。

……何かがある、と思った。

それを知りたい。

そうでないと納得がいかなかった。

分からないまま、でいたくない。

あの日颯爽と助けてもらって以来、彼に感じているモノを見極めるためにも。





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