過去ログ - 上条「二学期も不幸だ……」一方「いつも通りだろ」
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90:一つ訂正。黒子お姉ちゃん→クロコお姉ちゃん[sage]
2013/05/01(水) 13:51:24.87 ID:n3koF1gSO
「な、何をなさるんですの!」

「危険人物に攻撃した」

頭を押さえながら、突然の攻撃に文句を言う少女に淡々と答えながら空いている丸椅子に座る。

「おぉいらっしゃい、ってミサカはミサカは出迎えてみる!」

そう言って、部屋に入ってきた一方通行に打ち止めが晴れやかな笑顔を向ける。

それに対し、一方通行は特に反応しないで目をわずかに逸らした。

「?」

と、一方通行の行動に打ち止めは首を傾げる。

他の三人も同じような反応を見せた。

が、それを誰かが追及する前に。

携帯電話の着信音が鳴り響いた。

簡素な音楽によって、全員の意識がすぐに音源に向いた。

「っと、ちょっと失礼」

花を頭に飾る少女――初春飾利が懐からコンパクトな携帯電話を取り出し、電話に出る。

彼女は画面を見ると、顔色を変えて改まった態度で話し始めた。

「あっ、固法先輩……はい、はい」

何度か頷くと、初春は電話を仕舞う。

そして、実に楽しそうに白井に微笑みかけた。

「さー白井さん。楽しいパトロールですよー」

その言葉に、変態は死刑宣告でもされたかのような衝撃を顔に浮かべて、頭を両腕で抱えて揺れ出す。

「ああん、何故、何故黒子の愛の路には障害がこうも……っ!!」

「はいはい、続きは心の中でお願いしますね。聞いてて恥ずかしいんで」

名残惜しいという感情を最大限に表したような顔で、同僚にずるずると引きずられながら脅威は去っていった。

後には、静寂が残る。

「……アイツ、いつもああなのか?」

「あー……。まぁお気になさらず」

見送ってきますね、とこれ以上言いたくなさそうに佐天はそそくさと部屋を出た。





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