過去ログ - 一方「俺は、オマエの事が、」垣根「………」
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◆yZmHv5zrf.
[saga]
2013/04/30(火) 01:47:19.03 ID:RCRgUrT40
一方通行は、今日も病室に来ていた。
妹達の個体が買ってきてくれた花束が、花瓶に生けられている。
カーテンを開け、白い少年は垣根を見やる。
「…今日はよく晴れてンぞ」
眠ったままの彼に、今日の天気を伝える事。
それが、一方通行の日課だった。
最近のニュースを伝える事も。
いつか彼が目を覚ました時、世の中に置いていかれることのないように。
「……やっぱ女のセンスは違ェな」
お見舞い品が、垣根の傍に積まれている。
妹達が思い思いの品を積んだのだ。
遠出は辛い垣根のために、珍しい品も多々ある。
苺おでんに関しては、妹達で消化してくれないものか、と思う一方通行であったが。
「……一万は、過ぎてる。後、一万も回数はねェ」
実験が終われば、理論上は無敵になれるはずなのだ。
そうしたらきっと、今出来ない事だって、出来るようになる。
なってくれなければ困るというものでもあるのだが。
「もォすぐ、だからな」
また、一緒に楽しく暮らすのだ。
いいや、昔よりもずっと楽しく。
赤い瞳は、真っ直ぐだった。
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