過去ログ - 一方「俺は、オマエの事が、」垣根「………」
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219: ◆yZmHv5zrf.[saga]
2013/04/30(火) 01:50:18.54 ID:RCRgUrT40

鉄のレールがぐにゃりと曲がり、少年に襲いかかる。
上条は咄嗟に伏せて回避した。

「オマエ、何なンだよ。オリジナルの知り合いか?」
「ああ。テメェが殺そうとしてる御坂妹の友達でもある」
「ふゥン」

無関心に相槌を打ち。
鉄のレールを全て避けきった、上条を、一方通行はつまらなそうに見据える。

「知ってるかァ? 俺の前に立つよォな奴は、普通ならミンチになンだよ」
「っ、」

コンテナが飛んできた。
上条は咄嗟に横に転がる。
ドガゴン、という激しい物音がして、破壊されたコンテナからは白い粉末が飛び散った。

「中身は小麦粉でした、ってなァ。さて、問題」

一方通行は、欠伸を噛み殺して、歩みを進める。

「粉塵爆発とは、何でしょうか」

走り出す少年に。
一方通行は、引き裂かれたような狂笑を、浮かべた。


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