過去ログ - 一方「俺は、オマエの事が、」垣根「………」
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229: ◆yZmHv5zrf.[saga]
2013/04/30(火) 01:53:38.23 ID:RCRgUrT40

「これでミサカの上がりですね、とミサカは……お姉様?」
「お姉様ではありませんか、とミサカは困惑します」
「お初にお目にかかる個体ばかりですね、とミサカはおもてなしの用意を」
「とりあえず抹茶クッキーがありますよ、とミサカは」
「待って」

妹達の言葉を、美琴は遮る。
きょとん、とする全員に、言葉が言いよどまれた。
彼女達は、美琴に対して個体名を名乗る。
そのナンバリングは、終わった筈の実験のもの。

「…ちょ、ちょっと待って。…どういう、こと…?」
「そういえばお姉様に説明しそびれていましたね、とミサカはミサカを代表して説明します」

00166号は、よいしょ、とパイプイスから立ち上がり。
医療用眼帯のズレを直しつつ、美琴に告げた。

「妹達は実験の為、一方通行に一度殺害されています」

真実を。
現状を。
ありのままを。
ありのままの形で。

美琴の怒りや狂気が単純な焦燥感に変化するのは、早かった。



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