過去ログ - 一方「俺は、オマエの事が、」垣根「………」
1- 20
231: ◆yZmHv5zrf.[saga]
2013/04/30(火) 01:54:19.45 ID:RCRgUrT40

巨大な風の塊は、少年の手によって打ち消された。

と、同時に。

あまりに巨大な質量を打ち消した上条の右手首は、その衝撃に。。
ボキリ、と折れていた。

骨が折れ。
関節が外れ。
折れた骨の一部は、皮膚を突き破っていた。

「が、ぐ………」

上条は、その場に膝をつく。
激痛で、何も考える事が出来ない。
無慈悲な足音が、静かに近寄ってきていた。

「………」

一方通行の手が。
細い指が、存外強い握力でもって、上条の頭を掴む。

「……」

すぅ、と細まる瞳。

「人を殺して楽しむ、ねェ。…自覚はなかったが、オマエで証明するか」

上条は、唇を噛み締める。
つぅ、と血液が伝い、顎を伝って、地面に落ちた。

「ま、ける、訳には、いかねえんだよ」

ヒーローは、何度でも立ち上がる。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
334Res/135.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice